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二度とないあの瞬間、この瞬間

みなさまこんにちは。新4回生漕手の大久保と申します。僕もあっという間に4回生。これから研究室で、ようやく大学における、理系にとっての本題の「研究」ができるのかと、少々胸が躍っているところです。

 

そう、胸が躍ると言えば、僕も気づけば22歳と9か月。最近は昔と比べて、何かの出来事に対する新鮮味や高揚感を感じることが減ってきたのではないかと思います。これがいわゆる歳をとるっていうものでしょうか。先日、何かあったわけでもないのですが、ふと昔のことを思い出したのをきっかけに、様々な昔のことを思い出した日がありました。どうも記憶というのは不思議なもので、断片的ではあるものの、かなり昔の些細なことまで覚えているようです。例えば、保育園にいたころ、4歳の時にしていたおままごとの時の記憶であったり、おそらく初めて緊張を覚えたであろう6歳の時の発表会の記憶、避難訓練の時に階段でこけて1階と2階の間の踊り場から、1階まで転げ落ちたのに少し膝を擦りむいた程度で済んだこと。小学2年生の時、夏休みの朝のラジオ体操に遅刻したこと。小学3年生の時に一番大事な友達とケンカしたこと、そして気づいたら元通りになっていたこと。

 

これ以上はもうキリがないので、このあたりで止めておきましょう。さて、みなさんは思い返すと、どのくらい昔のことを覚えていますか?どんな思い出を掘り起こせますか?その時、どんな感情を覚えましたか?その一瞬一瞬は人生の本当に一瞬の通過点でしかないはずなのに、なぜか覚えている。その瞬間は自分の人生にとって、何か大切な意味を持った一瞬なのかもしれません。でも、悲しいかな。その時の感情を思い出せないこともあるのではないでしょうか。その記憶がなぜ残っているのかわからないこともあるでしょう。

 

さて、話を少し変えましょう。みなさんは初めてこのボート部を知った時、どうおもいましたか?よくある一つのクラブだなと思って、特に印象がない人もいれば、やけに騒がしい部活だなと、やけに記憶に残っている人もいるでしょう。みなさんは初めてボートを漕いだ時、何を感じましたか?楽しいと思ったかもしれません。揺れるし水面近いしで怖いと思ったかもしれません。みなさんはこのボート部に入部するとき、何を思って入部宣言をしましたか?みなさんは初めてのボートの試合のスタート前、何を感じましたか?みなさんは一つ一つの大会が終わった時、何を感じましたか?

 

これらの瞬間も人生における一瞬の通過点でしかないでしょう。もしかしたらこれらに関する記憶がないかもしれません。でも、もし何かこれらに関する記憶があるなら、それらの記憶はぜひとも失くさないで欲しい。そう思います。これらの一瞬一瞬の感じたこと、思ったことをノートや日記に書き留めるのもいいかもしれません。日々の乗艇練習で感じたことや思ったことを、技術的な反省と一緒に、感情的な部分も添えて書き記してもいいかもしれません。

 

なぜ僕が今日のブログでここまで過去の記憶について述べているのかを最後に書こうと思います。よくある言葉として、「過去に囚われるな」「過去のことなんて捨てろ」なんて言葉があります。が、僕は「過去」というものを大切にしてもいいじゃないかと思うのです。どうも過去に囚われないということが、「過去を捨てる、忘れる」という意味で使われている気がしてならないのです。気のせいなのかもしれませんが。ただ、今の自分があるのは紛れもなく「過去」があったからで、今の自分がなぜ今この瞬間そのような考え方になるのかは「過去」の自分の経験があるからで、今の自分がなぜその環境にいるのかも「過去」があったからだと思います。

 

長くなりましたが、今更こんなことを書くのもどうかと思いつつ、ここまでの拙い文章を通してみんなに言いたかったことを、あえて明示的に書きます。

 

 

「初心を忘れるな」

「あの日、負けた悔しさを忘れるな」

「あの日、勝った喜びを忘れるな」

「あの日の誓いを忘れるな」

「この瞬間を全身で感じろ」

 

 

この5つの文章をどう捉えるかは任せます。何かしら感じてくれればいいです。別に、「なんかうざい」とか、「なんだこいつ」とか、ネガティブなことを感じてもらっても構いません。ただ、ここまで読んだのなら、何かを感じてほしいとは思います。無感情ほど寂しいものなんてないですから。僕が何を思ってこのブログを書いたのかなんて想像しなくていいです。あなたなりの解を見つけてください。正解はありません。

 

 

 

 

「過去」が少しでも自分にとって良いものになるように。

 

 

『全力で生きろ この瞬間を』

大阪大学ボート部 * - * 22:50 * comments(0)

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